【活動レポート】現在までの進捗状況、今後の活動について
呼び掛け文・署名はこちらから
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1報告:第二次集約の予定
現在、本活動では、5月21日までに集まった署名を「第二次集約」として京都大学に提出することを予定しております。
補正予算が27日に成立という報道もある中、大学に・社会に声を届けていきたいと思います。
次の項目で紹介する通り、みなさまの口コミが、この活動にとって最大の頼りです。何度もお願いしてきましたが、もう一度、お力を貸してください。
よろしくお願いいたします。
2署名の状況と課題
冒頭でも述べた通り、これまでに400通以上の署名をいただきました*1。
(1)署名協力者の内訳
署名フォームの「身分」欄の回答を元に、署名参加者の内訳を示したグラフが以下になります*2。
最大の当事者である在学生が54%と約半数を占めています。また、卒業生等や、教職員の方、親族等の方々からも広くご賛同をいただきました。なお、「その他」には、元教職員の方などが含まれました。
(2)学部研究科・部局別
では、所属学部研究科・部局別ではどうでしょうか。自由記入欄を元にした集計が以下の通りです。
任意記入欄でしたが、多くの方にご回答いただきました。発起人の影響か、法学研究科が多いのが目立ちます。また、学生数の多さもあってか工学部、自治会が協力してく文学部、法学部が続き、その次に経済学部という構成になっています。
ただ、本来の学生数を考えると、やや大学院生に偏った活動になっている/学部生に活動が届いていないという印象もぬぐえません。特に、最も困っているはずの新入生には、ほとんど知られていないのが現状ではないかとも思われます。
既にご賛同いただいたみなさまも、サークルの後輩、あるいは高校・予備校の後輩にも、お声かけをいただけないでしょうか。よろしくお願いたします。
(3)どこで署名を知ったか
では、賛同していただいた方々はどこで署名を知ったのでしょうか。回答いただいた方に限った値ですが、特に上位の理由をまとめたものが次のグラフです。
友人・知人からの連絡が50%を占め、圧倒的です。家族からの連絡・組合ML*3も含めれば、いわゆる「口コミ」「賛同団体内での連絡」が60%を占めています。
twitterも33%と存在感があります。ただ、現在本活動のアカウントのフォロワーは決して多くはなく、みなさまのtweetやRTが力を持っていることを伺わせる結果です。
(4)今後の課題
ここまで400筆を集められました。しかし学部生・特に新入生に届いていない・所属に偏りがあることが課題です。
一方で、広い意味での「口コミ」「知人からの呼び掛け」を力に、ここまで来られたのも事実です。
3改めてのお願い
何度もしてきたお願いですが、もう一度させてください。
この署名を、周りの方に広めていただけないでしょうか。
ビラも配れない、スピーチもできない中で、1通のLINEメッセージ、1つのtweet、1度のRTだけが頼りです。
これまで集まった声を大学に、社会に届けていくためにも、もう一度、ご協力をよろしくお願いいたします!!
4現在までの大学・国の措置を受けて
この署名が始まってから、大学・国双方で、多くの進展がありました。
京都大学では、授業料の納付期限延期と、授業料免除の追加申請受付が発表されました。
また、国レベルでも、政府が困窮した学生に10万円~20万円の給付を行う案を、与野党に示しました。
ただ、いまだ多くの課題は残されていると私たちは考えます。
(1)手遅れになる前に、まずは大学が行動を
国レベルの給付金はまだ案にとどまっており、いつ給付が始まるのかも分かりません。私たちは呼び掛け文で、京都大学が既に整備している緊急一時金制度の活用を訴えてきました。国の動きが遅れることが予想されるなら、まずは大学が、学生に手を差し伸べるべきではないでしょうか。
(2)長期的な就学支援を
また、新型コロナウイルスによる不況・困窮学生の増加は、長期的に続くことが予想されます。をこで、私たちは、2020年度以降の授業料免除枠拡大も訴えてきました。
しかし、現状の授業料免除制度には、収入要件や成績要件が設けられており、現在の状況にそぐわない側面もあるのではないでしょうか。成績要件の(一時的でもあっても)免除や、収入要件の緩い小口の授業料免除、例えば「4分の1免除」といった制度の導入も検討される余地があると考えます。
私たちは、呼び掛け文で学生への一律給付金を訴えてきました。一律給付は、事実上の授業料一部免除として機能します。
(3)国への訴えかけを
私たちは、呼び掛け文で、大学として国に予算措置を呼び掛けることを訴えてきました。
さきほど引用した記事によれば、学生支援にかかわる政府案の予算総額は500億円程度とされています。
この額について、色々な感想を持たれる方がおられると思います。ここで何かと比べることは差し控えます。
しかし、「まだ足りない」「まだ必要だ」と思う方は、一緒に声を上げませんか? また、大学にも共に声を上げてほしいと、訴えていきませんか?
5まとめ:今後に向けて
多くの方のご協力のおかげで、第二次集約が見えてきました。
また、多くの進展もありました。ほんの数名ではじめた署名でしたが、多くの学部学生自治会、京都大学新聞社、京都大学職員組合、自由と平和のための京大有志の会、京都大学12月集会実行委員会が賛同に名を連ねてくれました。学外に目を向けても、困窮した学生への支援を求める動きは、全国的な動きとなりつつあります。
しかし、まだまだ声を上げるべきことは残っています。学部生、とりわけ1回生には、この呼び掛けがまだ知られていないようにも感じます。
困っている人の声を届けるために、引き続きご協力をよろしくお願いします。みなさん一人一人の声かけが、この活動を支えています。どうぞ、よろしくお願いいたします!!